更年期太りで悩む女性のダイエットの基本①
「最近、体重増加がとまらない、年だから仕方ないのかな。」
「おしゃれしたいけど、ブラの上に肉が乗って、鏡餅みたいになっているのが恥ずかしい。」
「ブラの上だけでじゃなくてパンツの上にもおなかが乗って、ぽっこりお腹の肥満体型がもう嫌」
更年期が近づいてから、このような悩みを持つようになった、ダイエットしたいという方は少なくありません。
厚生労働省「国民健康・栄養調査結果の概要」によると、50歳代女性の19.2%が肥満(BMI≧25)という統計結果がでています。
太ったり、ボディラインが崩れるとショックですよね。
さらに、更年期太りをそのまま放置しておくと、深刻な病気につながることもあるので注意が必要です。
更年期太りの原因や対策についてお伝えしていきます。ヒントにして、更年期も健康で充実した毎日を送ってくださいね。
1更年期になると太るのはなぜ!?まずは原因をしっかり理解しよう!
1-1更年期、更年期障害とは?
更年期障害は、閉経期(閉経の平均年齢50.5歳)の前後10年間に生じる自律神経失調症状と精神症状が相互に関係しあって起きると考えられます。女性ホルモン(エストロゲンとプロゲステロン)は、20~30代でピークを迎えますが、40代に入ったころから急激に低下し始めます。これにともなって、さまざまな身体的、精神的症状が現れるのが更年期障害です。
更年期障害の症状を感じないまますぎる場合もあれば、日常生活に支障をきたすほどひどくなる場合もあります。
1-2更年期太りの症状と原因
1-2-1更年期太りの症状
一般的に女性の肥満は皮下脂肪が多いケースが多く、特におしりや太ももは脂肪がつきやすい部位です。更年期になってから、お腹や二の腕など上半身を中心に太りやすい体質になりやすく、背中やおしりと太ももの間など、それまできになっていなかったところに、脂肪がついたと感じる方もいます。
1-2-2西洋医学的に考える更年期太りの原因
女性ホルモン(エストロゲン)には、脂肪の燃焼を助ける働きやレプチンの分泌を促進する働きがあります。しかし更年期になると女性ホルモンが急激に減ってしまうので、脂肪を貯めやすく、分解しにくい体質へと変化し太りやすくなってしまいます。
また、ホルモンバランスのゆらぎから自律神経が乱れてイライラしやすくなり、過食にはしりストレス太りすることもあります。
さらに年齢を重ねると筋肉量が落ちて代謝が悪くなっています。そのため身体の余分な脂肪がつきやすくなるのです。
1-2-3東洋医学的に考える更年期太りの原因
女性は月経の度に血(血液)を消耗するため、更年期になると血が不足し、血から栄養を与えられる気(生命エネルギー)の量や巡りが悪くなり、気血の巡りが悪くなると水(水分)も滞ってしまいます。
血の巡りが悪くなると、老廃物や脂肪が溜まりやすくなります。血が停滞したお血は、骨盤内にうっ血をお越し、さらなるホルモンバランスの乱れにつながります。
体内の水分代謝が悪くなると、水分が停滞して水太りを引き起こします。
また、気の巡りが滞ることにより、代謝が低下してやせにくくなったり、ストレスによる過食を引き起こしたりします。
さらに、脂っぽいものや、甘い物の食べすぎ、ストレスが続くと、胃に熱がこもってしまいます。すると、気血の流れが滞り、血流が悪くなり、ますます太りやすくやせにくい体質になってしまいます。
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